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大学スポーツの撮影

  • 執筆者の写真: Giro
    Giro
  • 7月2日
  • 読了時間: 3分

以前にもここで書いたか覚えていないが

私がフリーのプロカメラマンとして独立することになったきっかけは

スポーツ撮影にハマった経験があったから、である。


それがなければ何十万円もあるいは100万円以上もする

レンズを買うこともなかったし

凄まじい頻度で撮影に行って経験を積むこともなかった。


その当時はただの趣味ではあったが

それきっかけで得たものが土台にあって

それが仕事に繋がり、7年前、前職の解散時に

独立してフリーカメラマンとしてやっていこうと思えた。



そして、大学スポーツに関しては

その頃から今に至るまで続いている数少ない繋がりである。



月曜から、西日本インカレという

西日本中から選抜された大学で行われる

大規模な大会があり、そこで長年縁のある大学も出場していたので

そちらの撮影に行っていた。



大学スポーツに関わると、何とも言えない独特の世界を知る。


例えばプロの世界と何が違うのかといえば、プレーのレベルだとか

ファンとの関わりだとか、契約、規約だとか色々あるのだが

一番違うのは「時間」の感覚だろう。



例えば同じスポーツでも、実力のあるプロ選手で

怪我等の影響が無ければ、現役生活を10年以上続ける選手もいる。


1つのチームに何年もいる選手もいれば、1年で他のチームに移籍する選手もいる。



だが、大学スポーツでは原則的にこれらの事は起きず

1度入学、入部すれば、そこからきっちり4年間という

抗いがたい「時間」の制限がある。


どれだけセンスや技術があっても、もう1年、とはならないし

1年で他の大学に移ります、ということも基本的には無い。


春に初々しい1年生と思っていた選手も

4年では頼れる最上級生となり、そして絶対に、引退になってしまう。

引退の挨拶に立ち会えば、その選手の思いに触れ

思わずこちらも胸に迫るものがある。


プロ契約が悪いという意味ではないが、学生スポーツならではの

チームの絆、そして一瞬一瞬の尊さをより強く感じる。





おもしろいもので、ただの趣味から始まった私が

プロになった今でも、何年経っても

こうして大学スポーツに関わりたいと思っているし

その撮影には思いが強く籠っていて

毎回数千枚と撮っているのに、それでも1つずつの写真への思い入れがある。


そして何年も関わっていると、色々なところで縁が出来たり

繋がりができていて、会場で観戦に来ていた卒業生に声をかけられることも。


カメラマンなんて、裏方でしかなく

私が撮った写真は残っても、私自身は残らず

誰も覚えてなくても不思議はないと思うんだが、なんともありがたいことだ。



 
 
 

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