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  • 執筆者の写真Giro

ポートレート2

更新日:2019年4月5日

1か月半ほど前にポートレートを撮らせて頂いた方と、再び。



屋外ポートレートの場合、ロケーションが大事な要素になる。


すごく単純化してしまえば「人物+風景」の写真になるからだ。



あくまで主の被写体はモデルさんであっても


写り込む背景、シンプルに言えば、どこにいるか


それが写真の印象を大きく変える。



となると、大事なのは画角と構図。


どこからどこまでを切り取り、その中でモデルさんがどう存在しているか。



今回も反省する点は多いが、良いと思えるものも撮れた。


45mmと105mmという単焦点2本だったのは、若干無理があった部分もある。


とはいえ、もう少し構図を工夫すればどうとでもなったものもあると思う。


しっかり次回に活かしたい。




ところで、野外撮影でいつも迷うのが日中シンクロである。


例えばやや逆光気味の時、露出を空の明るさに合わせれば人は真っ黒に


人に合わせれば空は真っ白に飛んでしまう。


こういう時に空が飛ばないようにシャッタースピードを上げつつ


人物にストロボ光を当ててやればどちらも綺麗に写る。



とはいえ通常シャッタースピードが速すぎると


一瞬しか光らないライトの光とのタイミングの問題で


上手く写すことができないのを、ライトを若干長めに光らせることで


速いスピードでも綺麗に写せるようになる、という撮り方のことを言う。



実はスポーツ撮影以外では、カメラバッグには常にスピードライトを入れている。


しかしポートレートの時にはなかなかそれを使わない。


単純に普段からあまり日中シンクロを使ってないから、とか色々あるんだが


一番は、恐らく私のカメラというものの捉え方の問題だと思う。


「カメラは光を捉える」という方が多いが、私はどちらかといえば


「カメラは影を捉える」という認識でいる。


日中シンクロは、明るい中で、基本的には影を消すために使う。


私は明るい中でも影がある部分を撮りたい、というイメージがあるのかもしれない。



とはいえ、ポートレートにおいては、影を消す、明るく柔らかくする、ということは


大切な表現方法であるのは事実なのだ。



よって、私はこれから、もっと日中シンクロを使っていきたいと思う。



野外での逆光気味での撮影。


空が飛ばないギリギリまでがんばってみても撮りたい部分が陰になる。


ここで被写体が明るくなるような設定にすると、空は真っ白に飛んでしまう。



そこで日中シンクロでライトを焚いてやると




被写体を明るくしつつ、空の色を残せる。


非常に大雑把なテストシーンだが、伝わることは伝わるかなと。


(D850 +フォクトレンダー NOKTON 58mm F1.4 + SB-700)


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