ウエストレベルファインダーの話

私が使っているPENTAX6×7、通称バケペンは
TTLもないタイプである。

今時TTLもないのかよーと笑われそうだが
そんなことはどうでもよい(どうせ単体露出計は使うし)
それよりもバケペン使いなら誰でも知っていることだが
バケペンのTTLは細いチェーンを使ったギミックで
それはそれでニヤリとさせられるのだが
これのせいで、ファインダー交換の際はレンズを外して~
という作法があって、これがいい加減でずぼら人間な私には
意外と手間になってしまう気もしていて、このTTL無しが性に合っている。
レンズ付けたまま即、普段のアイレベルファインダーをがちゃっと取り外して
ウエストレベルファインダーをがちゃっと取り付けて即換装完了。

とんがり頭から扁平頭に一瞬で様変わりした。
余談だが、昔ニコンF3をウエストレベルファインダーで使っている方がいて
それが何ともかっこよかった。
下を向いて細かくレンズを操作し
一瞬、周りの時間さえ止まったような感覚に包まれてシャッターを切る
というその一連の流れにしびれたのだ。
とはいえF3のサイズだと正直ウエストレベルにしても
私の目ではピントも合わせづらいし、あまり利点があるように思えなかった。
しかしバケペンならそこは気にならないし
実際にバケペンを使っていると、もう少し下から撮りたいな、みたいな
シチュエーションもあったので、導入してみた。
まあ言い訳は色々言っているが、本音を言えば
昔からの憧れについに手を伸ばした、というだけのことかもしれない。
さて、良い感じにシャコッと飛び出て来る。
さすがの大きさで私の目でも見やすい。

ちなみに、以前書いたかどうか忘れたが
私はおもちゃのような二眼レフを持っているので、こういう形式で
写真を撮った経験自体はある。
左右反転に慣れずについついミスってしまうのも含めて。
だもんで、全くの初めてというわけではなく
使い始めてすぐに、戸惑いよりも楽しさが勝っている。
実は9月中にバケペンでのポートレート撮影が1件入っているので
そこでこれを使おうかと思っている。
ポートレートでは、モデルさんによっては
ずっと自分に向けて大きなカメラ(レンズ)を向けられることが
プレッシャーというか苦手な人もいて
それは実は、カメラだけではなく、カメラマンの顔がこっちに向いていることも
遠因なのではないかと兼ねてから思っている。
なので、そこを試す意味でも
ずっと下を向いているカメラマンとの撮影で
どう感じるのか、お互いに普段と違う感覚での撮影はどうなるのか
今から非常に楽しみでもある。



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