友人の子どもが、昆虫が好きで図鑑を買ってもらって毎日読んでいるらしい。
公園に行くと、大人が「虫」や
せいぜい「とんぼ」「蝶々」としか言わないところで
正確な品種名まで言い当てられるようになったようだ。
ただ漠然と見ているうちには、「花」や「虫」や「雲」や「車」であっても
ある程度の知識を備えたり、観察しようという意識を持ったりすると
細部まで、違った見え方をするものである。
そういう意味では、カメラを持っている時は
持っていない時よりも、何か意味を持って風景を観ているような気がする。
この構図がおもしろい、この色の配置がおもしろい、という感じで
そこまで細かく考えているわけではないが、なんとなく撮りたくなる風景があり
鳥や花も、この季節だから撮れる、という意識が生まれることもある。
なんとなく過ぎていく日常を、少し違った角度で観るのにも
カメラという物は、良いきっかけとなるかもしれない。
庭に彼岸花が咲いていた。

D850 + 105mm f1.4 ISO64 f2 1/2000s
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