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Z 70-200 Ⅱ 実践編

  • 執筆者の写真: Giro
    Giro
  • 4月27日
  • 読了時間: 6分

前回の記事であれこれ書いたが

発売日当日に無事に届いたZ 70-200mm f/2.8 S Ⅱ



軽くなったとかAFが早くなったとか色々言われているが

カタログスペック上がどうかは正直どうでもいい。


それよりも実際に使った時にどうか、というのが肝心。




というわけで、さっそくこの土日に使ってきた。


コーティングを知るには、強い日差しの中で使うべきだが

今回は私が70-200を一番使う頻度の高い屋内スポーツだ。


薄暗い体育館で動きの速い被写体を追うには

開放使用が前提で、ある意味f2.8通しレンズの宿命みたいなものなので

開放でバリバリ使ってきた。


が、残念ながら権利の関係でスポーツの写真は載せづらい。


なので実例は上げないが、私の使ったうえでの感想主体となる。



まず、重さ

70-200 f2.8で1kgを切った、という、その点は確かに話題性は高い。


レンズもカメラも、軽ければ軽いほどいい、とは私は思わない。

特にカメラとレンズのバランスは大切。


とはいえ、70-200以上の望遠レンズにおいては、ある程度の軽さが

利便性と一致しているのは否定できない。


そもそも、実際に撮る際のことだけでなく

運搬のことも考えると、総重量が15kgなのか20kgなのか

というのが体力や体の各所に与えるダメージを思えば

軽いに越したことはない。


が、逆に言えば20kgの機材バッグにおいて200gやそこらは誤差の範疇ともいえる。


なら、実際にカメラにつけて使ってみてどうだったか。



結論から言おう。ほとんど差は感じなかった。

今回は大体5時間弱、常に身体から下げ、断続的に撮影していた。

(なおストラップはBLACKRAPID製の物)


といっても、普段はもっと重い機材で長時間撮ることもあるので

正直今回が特にラクだと感じたわけではない、というだけ。


もちろん重いとは思わなかったし、そういう意味では軽かったのかもしれない。


端的に言えば、私の感覚がいい加減なのでその差をしっかりとは体感できなかった。


逆に70-200がメイン、あるいは最重量級という使い方の方なら

軽量化の恩恵を大きく感じているかもしれない。



次にAF(速度)


SSVCM採用でAF速度が格段に向上した、というのが売り文句。


室内で簡易テストした時は、言われてみれば、くらいのものだった。

が、これは実際、スポーツ撮影では確かに実感できた。


AF-Cで撮影するとき、細かい設定は省略するが

私はフォーカス/レリーズにしている。


AF-Sではフォーカスモードで、これはカメラがAFでピントを合わせる際に

ぴったりピントがあった、と判断してからシャッターが切れる。


このフォーカス/レリーズだと、ピントが完全に合った、となっていない段階から

シャッターが切れる。


スポーツだと連写設定にしていることが多いので

後で写真を見てみると、例えばこんな感じ

1.ピントがあまり合ってない

2.ピントが微妙に合ってない

3.ピントが合っている

4.ピントが合っている……


もちろん環境条件によるがシンプルに分かりやすく書けばこう。


これが以前の70-200 f2.8 (便宜上Ⅰとしておく)だとすると

Ⅱになって、1.が無くなったという感覚だ。


ちょっと感覚的な話が続いて申し訳ないが

今までのⅠはレンズ側の挙動(AF)がカメラ側に追い付いていないが

カメラとしてはレリーズ優先なので、まだピント来てないけど撮り始めるよ!

という感じだったのが、カメラがレリーズを切ろうとするタイミングでは

もうすでにほぼピントが合っている、というのがⅡ。


ちなみに単純に初速、という意味でもこれだけ進化を感じたが

私がAFの進化で感じたのは他にもある。


例えば音。

今までのⅠはどうしてもピント合わせの際に、中でジーコジーコと

ちょっとオーバーに言えばレンズが動いてる機械的な音を感じた。


もちろん気になって仕方ない、ということではなく

そういうものだと多くの人が納得いく範疇だろう。


が、Ⅱを使うとこの動作音がほぼしない。

なので対比的に、Ⅰは音がしてたんだなぁと今になって感じている。


ニコンは最近、動画撮影にも力を入れているので

この進化は当然であり、重要な点だろう。



またAF精度なのだが、例えばネット越しに選手を撮る

といった条件では、どれだけカメラが進化しても

ネットにピントが来て、顔が微妙にボケている

みたいなことは未だに起こる。


が、Ⅱはそうした精度も増しているように感じた。

厳密なテストではないのだが

いつもならこういう時、さっと一発で来てくれなくて

瞬間的にAF設定を切り替えるなどして合わせていたなという

場面でも、そのままの設定でピタッとあう、という事が何度もあった。



ただし、逆にピン抜けが発生する場面も。

上から、下に向かって撮り下ろす場面で、床の方にピントが抜けてしまい

選手には合わない、これは何度かあった。


ただしこれは元々Ⅰの頃から起こる現象でカメラ側の問題な気もする。


Ⅱは進化の余地を残している、という話もあり

カメラ側が今後進化した時に、それに対応できる余力がある、とか。


Z9もハード面で余力のあるまま出して、その後アップデートを重ねて

どんどん進化していったように、レンズ側も今後出るであろう

Z9Ⅱとの組み合わせならさらに良い成果を残せるのかもしれない。



・最後に画質


レンズにこだわる人にとっては最も気になるポイントかもしれない。


が、なにせ今回は屋内スポーツの現場で

ISO3200前後で撮るような場面が多く、画質云々を評価するような

条件ではない。


結論から言えば、差はあまり感じなかった。

といっても古臭いとか進化してないというよりも

そもそものⅠが十分だったから、ともいえる。


とはいえ、あえて言うならⅠで撮っていた頃よりもシャキッとした

解像力の高さを感じたのは、おそらくピント速度、精度が上がったからだろう。

低照度下でのAF性能をしっかり調べると、向上しているのかもしれない。


もちろんこれも明るい場所でのテスト

また、強い自然光が嫌な角度からきているような条件下であれば

コーティング性能含めて画質面を比較することもできるかもしれない。


私はそこまでする気はないが、なんにしても

元からよかったレンズが、微に入り細に入り良い点が増えているのは事実で

個人的には大満足だ。


が、逆に言えば、もしまだ70-200 f2.8を持っていないという人がいれば

Ⅰを使っても感動はすると思うので、価格差を考えて今Ⅱを買うか

あえてⅠを買うか、あるいは中古のⅠを探すか、は検討してみてもいいだろう。

 
 
 

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