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  • 執筆者の写真Giro

Lomography福袋の顛末

昨年末、クリスマス頃 Lomographyのラッキーバックという福袋を購入した。


基本的には福袋というものを買わない人間なのだが この時ちょうどフィルムカメラ、インスタントカメラ欲というか 仕事での活用を思いついたころでもあり、普通に買うより こういう縁起物もたまにはいいかな、との思いで。


Lomography(ロモグラフィー)とはオーストリアのカメラ・レンズメーカーで 元々はソ連のメーカーで、日本のコシナのコピーカメラ(LC-A)を作っていた。 ソ連崩壊後に、そのカメラをオーストリアの学生が目を付け販売 そしてLC-Aで撮影した写真による展示会などを開いてビジネスを成功させたことで 今のロモの前身が生まれるのだが、細かい話は割愛しよう。


要するに、まじめを絵に描いたような日本カメラでもなければ どこかお洒落でそして味のあるドイツカメラのようでもなく いかにも荒っぽい雑味のある雰囲気がありつつも気軽に手軽に使えるスナップカメラという ざっくりとした雰囲気のカメラ、そしてメーカーであり、世界中にファンが多い。


今なおこのLC-Aの復刻版的なLC-A+が定番商品として生産、販売されている。



さて、とはいえ私が選んだのは福袋である。

あまり良く考えずに適度なお値段で選んだので インスタントカメラ(いわゆるチェキのような)のものだったらしい。


残念ながら年末年始休暇があったため、手元に届くのは年が明けてからとなった。





さて、そんなわけで時は流れ1/6、Lomography Japanから福袋(箱だけど)が届いた。


Tシャツや冊子、ワイドレンズ等のアクセサリーセットと メインのカメラはインスタントカメラのLOMO instant wideだった。


よくよく考えてみれば、インスタントカメラは過去に2~3回触ったことがある 程度のもので、慣れてないが、その分ワクワクもあった。


当たり前だが、普段使っているカメラと全然違うものだからこそ こういうチャレンジは面白い。




で、調べてみたところこのinstant wideはチェキのワイド版フィルムに対応しているらしい。

ということで早速購入。なんのカメラが届くか分からないので予めフィルムを準備しておくことはできなかったので、少し待ち遠しいがカメラを見てからのフィルム注文である。


で、このワイドチェキフィルムが、10枚入りワンパックで大体1500円弱する。

思ったよりも高い…まとめ買いしても10枚1200円以上はする。

チェキのフィルムはミニ版等もあるようだが、これは一番大きいタイプなので仕方がない。



使い方はいたって簡単で裏ブタをあけてフィルムをガイドマーク通りに差し込むだけ。


各スイッチのちゃちい造りも、おおざっぱな感じも いかにもロモっぽさがあって面白い、とこの時は思っていた。



が、早速試写してみたところ、フィルムが出てこない…


ジャーッと音が鳴ってフィルムが出てきて最初は真っ白だったのに徐々に色が出てくる

あのインスタントカメラの醍醐味!それが味わえなかった。

なにせフィルムが出てこないのだ。


厳密には1枚目はフィルムの遮光紙が出てくるのだが、それも出てこない。 ジャーッという駆動音はしているのに出てこない。


色々と調べてみたが

フィルムのセットも間違えていないし、電池が弱っていることもない。 (新品のエボルタを開封して入れた)


色々と調べてみたところ、稀に詰まってしまうことがあるらしく 中のフィルムを数枚だめにしてしまう覚悟で 裏ブタをあけてフィルムカセットをチェックする方法があった。 が、出てこない。完全に何かが引っかかっているようでカセットを取り外せない。


おいおいおい!福袋で届いた新品のカメラが

試写の瞬間から詰まってどうにもならなくなる、なんてことあるのかい!?



というわけでさすがにメーカーに連絡。初期不良で交換してくれー!

試写したその日、1/7の午前にメールを入れた。が、返事は来ない。



1/8の午後になっても返事が来なかったので再度送ったところ、少し経って返信が届く。


で、そこからとりあえずどういう状態か知りたからこういう写真と動画を送ってくれ みたいなやり取りがありつつ、とりあえず全て相手の要求通りに30分程度で送る。

この時1/8の15:52のことであった。





で、そこから返事が来ない……

え?これひょっとして交換できません、とか、そういう流れになるやつ?

なんか1枚も撮ってないまま詰まってダメになったフィルムは

補償できませんってメールで言われて既に1,500円損した感じなんだけど…

カメラ自体もいきなり故障品を福袋で送られてそれっきり?


と不安はあったが、1/15の夕方になってようやく返信が届く。

初期不良で動くものと交換するから着払いで送ってくれ、とのこと。


なんだかなーと思いつつも、次の日の朝すぐに発送。


で、もう着いたはずなのに連絡来ないなーなんて思ってたら

1/19の昼になって前触れもなく交換品のカメラ到着!?


その後夕方に、昨日発送したよー的なメールが届く。



なんだかどっと疲れたのでした…



あ、届いた交換品は、なんか最初ちょっとだけ 電池の接触が悪かったのか変で冷や冷やしましたが、一応動きました。



ロモグラフィーのカメラ、肩の力が抜けていてスナップ向きで 遊び心にあふれたものだと、それは今でも思います。


ただ、今回はメール対応のドタバタもあって 正直もう2度と買いたいとは思わないな、と思ってしまいました…


福袋だからちょっと割安だったらしいけど、既にフィルム1パック無駄にしたし…


というわけで2021年のカメラ生活の幕開けはこんな感じでした。

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