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執筆者の写真Giro

D6の撮影枚数エラーについて

早々に予約を入れてD6を購入した身として 到着後から延々とテストを兼ねて触ってきた。


120-300mm f2.8Eや400mm f2.8E等の、望遠レンズとの組み合わせで 野鳥や昆虫を狙ってみて、AFの細かい設定などは詰める必要はあるが そのAF精度にはD5を使い倒してきた身としても満足いくものだったし これからも大きな武器として使えそうな機種であると感じている。


一方、些細ではあるが気になるエラーがあったので記しておく。




ざっくりいえば


・特定条件での撮影画像消去時

右肩液晶の撮影枚数表示が本来ゼロ枚になるべき時に1枚と表示されるケースがある



少し説明していく。


D6の右肩には現在の絞り値等の設定が表示される液晶があり 電源オフ時にはそこに ・現在何枚撮影したか(現在のカードに撮影したデータが何枚あるか) が表示されている。



0〔6.3〕k となっているが この0が現在の(カード内にある)撮影枚数 6.3kはおおよその残撮影枚数である。 現在の設定ならこのカードで残り6,300枚は撮影できる、という意味の表示である。



ところがある条件でここの表示が実際とは異なるというエラーが起きるのだ。


具体的には

撮影後に再生画面から削除ボタンを押して1枚ずつ削除し 全てのデータを削除 (カード内の全ての撮影データが削除され下記のような表示が出ることも確認)


その後、電源をオフにした右肩の液晶表示は 当然、撮影(データ)枚数0枚になるはずが、実際にはこのように




1枚撮影している(データが残っている)表示になる、というもの。


ちなみにこの時、電源をオンにして再生ボタンを押しても 実際にはすべて削除済みなので再生する撮影画像が無い表示が出る。 さらに、そこで電源をオフにすれば右肩の撮影枚数表示は0になる。


要するに、削除した直後の電源オフ時だけ、無いのにある、という表示になるのだ。




そこで自分なりにあれこれとテストをしてみた。 あくまで個人での再現であり、正確にすべての環境で起きるかは分からないが 一応ニコンさんにも伝達済みで、返答を頂いているので列挙しておく。

・カードのメーカー、種類による差は無し SanDisk、SONYのCFexpress、そしてLexar、SONYのXQDすべてで再現

・画像形式による差がある JPGのMサイズ高画質以上では起きるが、Mサイズ標準画質以下では起きない。 RAWやRAW+JPGで撮影した場合も起こらず。

・レンズによって起きるもの起きないものあり

・再生画面から1枚ずつ削除した場合に起きるが カードフォーマットでまとめて消した場合は起きない

などなどである。



なおこのエラーについては、既に6/7時点でニコンさんに伝達済みである。


その後何度かやりとりをしこちらの検証も伝え、あちらでも確認できたとのことで 対応検討、ただし対応時期については未定、との回答を頂いている。


返答からしても、恐らく表示上の一時的なエラーのみの現象で カードエラーやデータ消失が起きるようなことはなく、重要度は低いのだと思わる。

が、フラッグシップである以上、些細なエラーも起きて欲しくないのも事実。 ファームアップでの対応に期待している。

ところで、発売2日でここまで見つけ出したのはそれなりのものだろうから ニコンさん、デバッガーとして仕事くれませんかね。


あ、それからD6買った直後に、シャッター音がちょっと軽すぎる旨書きましたが 使えば使うほど良さが分かります。 なんていうか、最強の一眼レフ!みたいなイメージで ついついマグナム銃のような勇ましい音を期待してましたが むしろサイレンサー付きの拳銃で仕事をこなすプロフェッショナル感があってよいです。

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