top of page

2021年最後のフイルム現像とZ9

執筆者の写真: GiroGiro

気が付けば年の瀬だった。


年内に何があったか、前回の記事以降さりとて思い浮かぶことは無い。


やるべきことをやりつつ、疲れが来ては休んでを繰り返していた気がする。



12/24にニコンが最新型のミラーレス機Z9を出した。


AFだったり連写性能、動画性能だったり注目点は多く話題性は抜群。 なかでもメカシャッターレスという思い切った決断を ニコンがまさか、という驚きがあった。


私は予約開始日の10:20に予約をした。 ちなみに10:00予約開始時に申し込もうとしたらショップのページが落ちてしまい 人気の高さが伺えるな、なんて思いつつ同時に 「あれ?これひょっとして、発売日に入手できないのでは?」という不安も抱いた。


幸い10:20には申し込めたわけだが発売日が近づくにつれ 「当日出荷分は極少数らしい」だとか 「10:10までに予約できた人には既に確保連絡が来ているらしい」などと 飛び交う噂に心揺らされていたが、結果的には 幸い私は12/24の発売日当日に入手する事ができた。



Z9はフラッグシップなのか、そもそもフラッグシップとは、と色々考えないでもないが 一応フイルムカメラのフラッグシップの1つであるF3 最後のデジタル一眼レフフラッグシップになるのでは、とも言われるD6 そしてミラーレスの初フラッグシップ、シャッターレス時代の幕開けZ9 の3つを並べてみた。性能がどうとかはさておき、全てお気に入りである。


Z9のレビューというか、使ってみた感想はまた後日書きたい。 というか現時点では家の中でのテスト以外には まだ1度しか現場投入していないのであまり掘り下げづらい。



というわけでそちらの話はいったん置いておくとして 年末、撮りかけのフイルムが少しだけ残ったままになっていたので 年末の予定に無理やりねじ込んで使い切ってきた。



F3 kodak ULTRAMAX 400


彼岸花のシーズン、家の庭にも例年通り咲いていたが、SNSに 彼岸花の写真が食傷気味なくらいに上がっていたので自分では撮る気にならなかったが フイルムでは数枚撮っていたようだ。

ULTRAMAXは安く使いやすいフイルムだが、分かりやすく「いわゆるフイルムらしさ」が 出るのでけっこう重宝する。



さて、フイルムカメラを持って年末に出かけた先と言えばこちら。

百合馨さんとkurage*さんの合作写真展「狭間」Cafe Anamune


作品そのものを載せることは避け、会場の雰囲気が分かるように。

F3 kodak ULTRAMAX 400 レンズはULTRON 40mm F2


屋外の明るさから屋内の陰、照明の当たる部分、と 照度的にかなりの差がある一枚だが、全て生きているのはフイルムらしさか。


最近はSNSで使われる写真やスマホでもHDRがかなり多く こうした明暗差がある場面でそれを使うとどうしてもHDRらしい違和感があるが フイルムの面白さだなーと久しぶりに感じたのであった。


なお、展示に関しては私があれこれ言うことは特にないだろう。 以前から言っているように私は、写真を見る、写真展に行く、写真集を買う みたいなことは好きだが、評論する気もなければ人の技術やセンスを

どうこう言う立場ではないからだ。


単純にいえば「すごい!」とか「カッコいい!」とか「好き!」とか そんなレベルの語彙力で語るくらいしかない。



kurage*さんとは何気に長い付き合いなので少しだけ触れさせていただくなら 昔から自分が好きなものをしっかりと持っていて、そこへのこだわりや熱意がある。 機材や撮影技術が十分にそこにマッチしてきたからこそ こうして合作個展という形にできたのだろうと思うと、ただただ頭が下がる。


ロリィタ界隈も含め、これからもkurage*さんが活躍することで kurage*さんが好きなもの、こだわりそのものにもスポットが当たり 相乗効果的に世間に魅力が伝わっていくことだろうと思う。




さて、展示を終えて、さらに別のキャラリーに移動した。 普段はあまり出かけない私からするとけっこうな遠征である。

堺方面まで南下した際に、まだフイルムが残っていたので橋から橋を。


デジタルの場合はどんな写真も等倍まで拡大して 細かく色々とチェックするのが常で、それはいうなれば 「写真」というより「画像データ」のチェックになるのだが フイルムの場合は写真として何となくの雰囲気を楽しめる、そういう余裕もよい。




仕事の場合はレンズを何本も持って行って 状況に応じて使い分けるのだが、フイルムの場合は基本は1つのレンズで済ませる。

かといって便利なズームレンズなんて持っていないし使う気も無い。

なので時には画角が狭かったり遠すぎたりするが それもまた楽しいので、たまにフイルムカメラを使うのも悪くない。



そんなことを噛み締めつつ、秒間120コマ連写が可能なZ9も入手する。


なんとも私らしい2021年の暮れである。

 
 

Comments


© Giro

© Copyright
bottom of page