今まで2つの記事で
AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VR のメンテ、修理に出した話を書いてきた。
今回はそのラストである。
前述のように、元々11万円位の修理でお願いしたところ
途中で22万円に見積もり変更の連絡が来たわけだが
さすがに高額で躊躇した。
が、この時、確認の上、修理依頼に踏み切ったのは
幾つかの理由があってそれは前回の記事に書いたが 最後の一押しになったのが
「代金はヤマト運輸さんが代引きで修理品を届けた際に払うが クレジットカードも使えます」
という言葉だった。
いきなり現金で20万円用意するとなると、ちょっと慌てるが
とりあえずカードで処理できるなら余裕がある。
ということで修理をお願いしたのが前回までの話。
一応その時の連絡では今月中にはお届けできる、とのことで日程も納得。
が、事態はこの後、急転直下の展開を見せる。
10/18に突然「修理完了」のメールが届いたのだ。
あれ…?
見積変更の連絡があってGoサイン出してから数日しか経ってなくない??
うーん、ひょっとしたら修理範囲(部品)が増えたことで
細かい変更とかじゃなくて、大きく部品単位で交換するだけになって作業としては
短時間で済むようになった、とか?
まあ、いいや、早く返ってくるに越したことはない。
が、そのメールに記載されていたのはそれだけではなかった…
え…?
カードの利用はできません???
あれだけ確認したのに!カード使えるからまあなんとかなるかとGoサイン出したのに!?
一瞬血の気が引いた。
が、もう発送日も迫っているので放ってもおけない、ということで早速確認の連絡を。
結論から言うと
「メールは自動応答で送信していて、古い雛型のままになっている
ヤマトさんにクレジットカードで払いたいと言えばカード読み取りの機器を使って
カード払いできるので安心してほしい」とのこと。
いや、安心はしたけど、大手企業が、メールのひな型の変更すらやってないんかい
と正直ニコンどうなってんの、と言いたくなるような返答だった。
はい、というわけで無事に19日には、修理を終えたレンズを受け取り
カード払いで代金も無事に支払いができた(2回払いも対応してもらえました)
で、まあもちろんメーカーの修理を終えたわけで
外観も綺麗になってるし、性能も問題なし、だと思われる。
(細かくテストする時間が無く翌日いきなり実戦投入だったが描写には満足)
ただ、これは以前から思っていたことだが、やっぱりこのレンズ
VRの駆動感がかなり大きく、ちょっと違和感すら感じる。
手ブレ補正付きのレンズを使ったことが無い頃
初めてタムロンの望遠レンズ使った時は、ガチッと止まるのが効きすぎて違和感だったが
このレンズはスポーツモードだと、止めながらズーミングやフォーカシングに合わせようとしているのが音や手に伝わる動作振動で分かるというか…
あくまでこのレンズで今まで百万を軽く超えるショットを撮ってきた個人的な意見だが
ちょっとこのサイズ、レンズ構成で駆動させるにはやや無理のあるVRなのかもしれない。
特に本来Fマウントレンズだけあって、動画撮影向きだとは思えないので
動画でズーミングを繰り返しながらAF-Cでフォーカスを調整し続けつつ
VRも常に、となると無理があるだろうな、と思うので
このレンズで動画撮影する方は、早晩VR修理になるかも、とは思っておいてもいいかも。
なにせ変わりのないレンズなので、これを使うしかないし
使えば納得いく性能と利便性ではあるのだが、今回のように
気になる点があるのも事実なので、ぜひZマウント用に
動画でもバリバリ使える同格のレンズが出て欲しいな、と強く願う。
記事を書くに当たり、庭の百日紅の木を窓から撮ってみた。
風で動く枝を追い続けてフォーカス調整をしていると、やはりVRの動作が気になった。
描写は素晴らしいんだけどな。
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