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執筆者の写真Giro

春の訪れと105mm f1.4

ずいぶん久しぶりになってしまった。


何かあったわけでも、何もなかったわけでもない。

ただ、私がズボラなだけである。


シーズン的にはメインで撮っている屋内スポーツが終わり

寒さも和らぎ、さていよいよ野外撮影という時期だ。



そんな折、ポートレート撮影をしてきた。


ポートレートではD850を使うことが多かったが

様々な要因で今回はD5にした。


D850は、超高画素機ゆえ、バシッと決まった時の高精細さは美しいが

その分、拡大表示した時の粗も目立ちやすい。


また、スポーツ撮影の時期はメインにずっとD5を使っていただけに

久しぶりにD850を構えてみると、少し違和感があった。


後は、実のところD5のシャッター寿命がそろそろ怪しいということも。

5月にスポーツやイベントなどで連写を多用しそうなので、できればそれまでに一度

シャッターに不具合でも起きて、長期保証で修理できればな、という打算がある。


もちろん機材への信頼度や、上がってくる画が好きなことは使用の大前提だ。


そして何より、使いたいレンズ105mm f1.4を付けた時のバランスがすごく良いのだ。


D5 + NIKKOR 105mm f/1.4E ED ISO100 f1.4 1/2000s

幸い天候にも恵まれ、暖かく、というより念のため冬用の服装だった私は

機材バッグを持って歩いているうちに、うっすらと汗をかくのを感じるほどだった。

そんな冬から春に変わりつつある日差しと公園の植物は良くマッチした。



それにしても105mm f1.4は良い。

今度シグマからも出るらしい。さらに太く重いらしいから比較記事など楽しみだ。


開放値はレンズ性能の分かりやすい指標の1つだが

いくらその数値がすごくても、実際に開放から使えるかどうか、というのが大切だ。

そういう意味では、常に開放で使いたいと言ってしまえるこのレンズは素晴らしい。



デジタル技術が進み、一眼レフの画素数が1,000万画素を超えた

かと思えば、あっという間に標準的に2,000万画素を超え

4,000万画素オーバーの機種も増えた昨今

レンズの性能で重視される要素の1つに「解像力」が挙げられる。


このレンズの解像力は、世界最高ではないかもしれないが

開放から必要十分という印象だ。そしてなによりボケ方が美しい。


D5 + NIKKOR 105mm f/1.4E ED ISO100 f1.4 1/500s


ただ、ついつい開放でばかり使ってしまうので

少し遠景の写真を観ると、もう少し絞ればよかったかな、と思うものもあった。


楽しかった時間はそれだけで終わらせずに、反省を次に活かしていきたい。

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