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執筆者の写真Giro

在宅、三種の神器?

絶賛、在宅中の日々である。


なにせカメラマンの仕事、中でも私の主戦場は、人やイベントありきなのだから

今の状況でできることはない。


できることはない、と言っていては収入が無くなってしまい 機材を売って生活費にするしかなくなってしまうので 家でできる形で収入になることを模索中である。


幸い、商品写真撮影の代行などは 自宅でも撮影ブースを組めばできるし 過去に撮ったデータで使いたいと思ってもたえたものから 収入につながるケースもあるので、こうなれば在宅仕事をバリバリこなすしかない。


元から超の付くインドア派なので、家にいる時間が長いことには慣れているし 不必要に出歩くなと言われても別段ストレスは感じない。


また幸いなことに、片田舎なので家の周り(というか敷地内)を散歩しても 十分リフレッシュになるくらいには身近に自然があふれている。




とはいえ、仕事として家の中でやること、といえば どうしても増えるのがPC作業である。


ちなみに、PCはちょうど買い替えを考えていたタイミングだったので まさにベストというタイミングで最新型のPCが届いていたのだ。 CPUは12コア24スレッドのRyzen9 3900Xという化け物 グラフィックボードは動画をほとんど弄らない私には必要ないのだが それでもこの際、とRX5700。すさまじいマシンになってしまったが 結果的にはこういう形で仕事をする以上、良い選択だったようだ。


元からPCは好きでしょっちゅう触っているが、仕事で長時間集中していると さすがに疲労を感じることも増えてきた。


家にいる時間、作業している時間を充実させ、負担を減らし プラスになる形にしていかなければ、長期的な戦略として厳しいものがある。



そこで、自室での作業時間を快適にするために、3つのものを揃えてみた。


1. ドリップポッド



色々写り込んでいるが、何といっても私の部屋なのでご容赦願いたい。


UCCの出している一人用コーヒーメーカーである。


私はこれでもかというほど紅茶好きである。 ウーロン茶や麦茶の代わりに、毎日何杯も紅茶を飲む。 こだわって選ぶこともあれば、とりあえず喉の渇きをいやす目的でも飲む。


しかし、これはこの状況になる前からそうなのだ。


つまり私にとって作業疲れの合間に紅茶を飲むのは「特別」ではない。 もちろん美味しいしリラックスするし癒されるが この環境になったのだから、なにかもう1つアクセントが欲しい。 そうなれば手を出すのはコーヒーである。


ちなみにコーヒー自体も前から嫌いではない。というか好き。


だがドリップコーヒーやコーヒーメーカーを用意して… という余裕があるなら、紅茶を淹れる。



そこで作業しながら合間にポンと美味しいコーヒーが淹れられたら… ということでこの品に手を出してみた。


カプセル型のドリップコーヒーをセットすれば 電源を入れてから2~3のスイッチ操作だけで、わずか1分程度で抽出される。

カプセルに色々な種類があるので 細かく味は分からなくても、今日はこれにしようかな、と気分によって選ぶ楽しさもある。


本当は新型である第3世代が気になっていたが、価格差を考えて第2世代に。 お試しカプセルが12個ついて、7,000円ほどだった。



最初は少しプラスチックやシリコンパッキンのゴム臭がしたが 何度かお手入れしているうちに気にならなくなった。 カプセルを入れなければ単純に熱いお湯も出せるので 夜中にわざわざポットまで行く手間もなくお湯・白湯が飲めるのも便利。 結果的に作業の合間を彩るアイテムとして活躍中だ。



2. Lolly (ライト)


いわゆるスタンドライト、デスクライトである。 私が今まで使っていたのは、15年くらい前に学友からなぜか突然プレゼントされた 間接照明タイプのスタンドライトで、使い勝手は良かったが プラスチックパーツが経年劣化で割れ始めており、形も歪んできたので さすがにそろそろ寿命かなと思っていた。


コンセントのこともあるので色々考えていたところ 何と本体にUSB端子がついていて、給電できる、という機能があるライトを発見。

(今どきは珍しくないのかもしれない)




本体サイズもコンパクトで邪魔にならず、しかし光量も十分。

こう見えてきちんと首振りで角度も調整できる。


デスク作業が増えるのだからライトが良くなるのは良いことに違いない。 そして何より、これは「無料」だったのだ。詳細は3番にて…



3. アーロンチェア(椅子)




もうかれこれ10年は使っていた私のPCチェアは 確かネットで1万円くらいで買ったものだった。


座り心地がどうとか機能性が、などと考える余裕は当時はなく それまで使っていた椅子が限界だったので買い換えただけ。


しかし、よくよく考えると私は腰の持病持ちで 骨格の病気もあって手術をした人間なのに、無頓着で良いわけがない。



案の定、PC作業が今までより増えた3月から、どうにもまた腰が痛くなってきていた。


座布団やクッションを試してみようか、いやそれならいっそ、と それなりにしっかりした椅子の購入を考えた。


あれこれ調べて考えて、計算をして… そこで、ふと思ったのが、この状況がいつまで続くか、誰にも分らないということだ。


もちろん1日も早い日常が帰ってきて欲しいが 見切り発車でさらなる混乱や被害を招くくらいなら、しっかりと安心できる状況になるまで、この状況が続くくらいの覚悟でいなければならない。



ならば、これは先行投資と考えて、中途半端なことはせずに良い椅子にしよう。 環境が元に戻っても、良い椅子は残るわけだし、結果的に5年10年使えれば 決して高い買い物ではないはずだ。


よく寝具の話で「人生の3分の1は布団の中」と言われる。 しかし少なくとも現状では、毎日の3分の1以上、私は椅子に座っている。


それなら寝具にこだわる以上に椅子にもこだわっておくべきではなかろうか。



ということで、一足、いや三足くらい飛んで かの有名なハーマンミラー社のアーロンチェア(リマスタード)にした。

しかもこれ、2番のLollyライトがおまけで付いてくるのだ。




今現在、経産省から個人事業主向けの持続化給付金という話が出ているが 「仕事(事業)を持続できるようにする」というのがその主目的だろう。


今後の見通しは誰にもついていない状況だが、それでも持続していくために… と考えると、生活のため、食つなぐため、という意味でのお金とは分けて この環境でも、自粛しながらでも継続的に事業を行う方にシフトしていかねば、と 私は受け止めたし、できる人はそうしなくてはならないだろう。


そういう意味で、自宅でできる作業環境を整えることは 自分個人だけでなく、社会全体への貢献でもあり、義務でもあるかもしれない。

もちろん不可能な状況や職種の人は、継続的なサポートが必要だが 少なくとも私はできるだけ早めに環境を整えて足掻いてみようと思った。



今回揃えた3つが、三種の神器として活躍してくれるかは分からないが 何もせずにジリ貧に追い込まれるよりは、精いっぱいやってみようと思う。


あ、アーロンチェアの座り心地は最高です。 本当に腰を支えてくれてる感じがして、腰痛持ちにはありがたい。


さて、それじゃ各自、できることをがんばりますか。

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