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ポルトガル語でメールを送った話

  • 執筆者の写真: Giro
    Giro
  • 1 日前
  • 読了時間: 4分

スポーツの国際大会を撮影することがある。


が、近年この手の大会は、言い方は悪いが

裏での様々な駆け引きが多くて、正直関わりづらい。




例えば、大会の運営主幹は

その競技の国際協会であったり

開催国の協会であったり、あるいは共同開催だったりする。


そこに大会スポンサーの思惑が絡み

さらに独占配信の契約を結んでいるマスメディアや

webサービス企業の存在がある。



例えば、ある大会で

その大会の主催自体が大会の記録、プロモーション等に活用するため

カメラマンを雇って撮影させ、その写真や動画を自由に(契約による)使う

という場合には、いわゆる「大会オフィシャル」となる。


しかし、そこに参加している国やチーム単位でも

同様に自分たちの記録や広報に使うために自分たちのカメラマンを使いたい

というケースの場合は「チームオフィシャル」みたいな扱いとなる。


さらにそこにニュース、報道に使うため会社から来ている「プレス」もいるし

ニュースサイト等と契約しているフリーがこのプレス扱いで入る場合もある。



そして、それぞれの撮影許可申請や撮影ルールは大会毎に異なり

しかも最悪の場合は初日はこう言っていたのに

2日目からこう変わった、みたいな事すらある。

色々な権利が絡んで色んな団体が噛んでいるのだから仕方ないが

そのあおりを食らう側はたまったものではない。



さて、そんな国際大会、私もその都度色々な形で入ることになるのだが

フリーの場合はこれとは別に、一般客として撮影する、という場合がある。


これはもちろん撮影が許可されている大会や会場に限るが

そういう中で、仕事の契約を受けていなくても勝手に行って撮影して

単純には腕を磨く、そしてもう1つには、ポートフォリオや

自分はこういう写真が撮れるカメラマンだ、とアピールして

今後の仕事に活かす、という、いわば営業活動の手法がある。


あえて露悪的な書き方にしたが

そこまで言わずとも、単に仕事以外でも撮ったことが

仕事に繋がる、ということがあるのがフリーカメラマンだし

カメラを使う以上は、常にそういう意識を持つことは大事だ。


なので自分の興味ある分野やスポーツでは

私はルールの中で可能な限り本気で撮影するために赴くことがある。





さて、先日ポルトガルのバレーボールのプロスポーツチームであるBenfica 入団発表の記事をSNSに載せていた。


それはブルガリアの代表選手Alexandra Saykova選手で

今回契約が決まり来期はポルトガルのうちのチームに来ることが決まった

という内容だったが、入団発表の写真を見て、あれ?と思った。


実際の投稿はこちら


それは、まぎれもなく私が撮った写真だったからだ。

しかもなんの表記も無かった。



(実際の写真から一部を切り出し加工している)


そういえばこの大会を、私は一般客として撮影し

各チームや国のバレーボール協会、選手に写真を提供していた。


それが今回の入団発表で使われたらしい。


が、私は写真は送りはしたが、著作権を放棄したわけでも

無限に使用する許可を与えたわけではなく

SNSで使用する際にはこちらの名前を表記するように指示していた。


どうも今回は選手かブルガリア側から提供を受けた

チーム側がそのまま使ってしまったらしい。


さすがにちょっとまずかったのでコメントとメッセージを送った。




とはいえ相手はポルトガルのチームなので、こちらもポルトガル語で。


ネット翻訳やAI翻訳が誰でも簡単にできる時代だとはいえ

細かいニュアンスや慣習なの違いなどがあるので

変にこじれないように、しかし権利については明確に伝えたところ

幸いすぐにチーム側が連絡をくれ

「我々は全てのクリエイターに敬意を表す」

と力強く宣言したうえで、私のアカウント名を表記してくれた。


正直、とんでもなく面倒臭いやり取りが続いたり

大揉めに揉めたり、といったことも有り得ただけにほっとした。


今回に関しては元々が契約もなく

こちらが勝手にやったことだったので、表記さえちゃんとしてくれれば

こちらとしては問題ない。


むしろ仕事でもなく、最近この手のスポーツ撮ってないしな

とリハビリ的に撮ってみたものが、こういう場面で使われるくらいには

通用するものだというのが確認できてよかった。


もうちょっと近場のチームなら、オフィシャルとして雇わないか?と

売り込んでみてもよかったが、さすがにポルトガルまでは気軽には行けない。


 
 
 

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