そんなわけで今回は現在私の手元にあるカメラバッグを紹介していく。
なお、あくまで現在手元にあるものなので、かつて持っていたもの等は含まない。 またいわゆる完全に運搬用のペリカンボックスのようなものも触れない。
あ、それから正式名称は調べてすぐ出てきたのはそれで書きますが そうでないものは大まかな名前にすると思うので悪しからず。
1. ハクバ プラスシェル リッジ03 L
※サイズ比較には定番の24-70 f2.8を置いてますので参考に。
ショルダーバッグで定番のものではないでしょうかね。 アマチュア時代から持ってたものです。
ショルダーバッグは基本的に片側の肩に重みが来るので ・極端に重いものを長時間運ぶのには適さない というデメリットがありますが、同時に ・すぐに下ろして中から素早く機材を取り出せる という大きなメリットが。
なので、屋外で場所をちょこちょこ変えながらのポートレートなど向き
ショルダーにも色々なサイズはありますが、小さすぎると機材が限られ 大きすぎると運搬がかなり大変、と悩ましい中で個人的にこのサイズはかなりGood
左側はカメラを置ける底上げの土台があり安心感も。 それを除くと大まかにレンズ6本が入りますが、私個人はカメラ1台体制で行くことは ほぼ無いので左から2列目もカメラを置きがち。 夏場はペットボトル1本入れておきたいので実質持ち運べるレンズは3本。
ライトも持って行くと2本になってしまうのでそう考えると少し小さすぎる場合も。
撮影内容によって機材はかなり変わりますが 例えば24-70と単焦点1本ずつ、みたいなので対応できそうならこのバッグで十分。 写ってませんが上蓋の裏側には小物入れもあり レンズペンや予備メディア、バッテリーなどもけっこう入ります。
ちなみになんですが、ごく稀にカメラ本体に70-200 f2.8を付けた状態で これに入れて運搬することもあります。右端の2本スペース以外を埋めちゃいますが イベント撮影等でさっと70-200を取り出して移動が多い、みたいな際には重宝します。
(現場入ればストラップでカメラを提げて使う事が多いですが)
2. ONA カメラバッグ THE PRINCE STREET
今の機材で仕事用には絶対使えないサイズ感ですが X100Fやコンパクト、小型ミラーレスカメラを使ってスナップや ちょっとしたお出かけの際に使ってました。 今でもフイルムカメラ1台、換えのレンズ無し、みたいな時はこれで行くことも。
皮の感じもよく洒落乙なんですが、普段の私の基準ではとにかく小さい。
実際並べてみると24-70も入らなさそうな厚みですね。
外観に合わずクッション性はちゃんとしてるので安心して使えます。
3. ニコン フォトキャリオールプロ XL
ショルダーバッグの限界突破なサイズ感。 なんとバッグそのものの重量だけで公称約2,765g、ざっくり3kgですね。
サイズも大きいし頑丈そうな感じもあって、さすがニコンのXLという感じ。
前述の通り、普通のショルダーバッグではレンズ3~4本が限界 でも仕事内容によっては単焦点だけで4~5本、それに24-70やライトも… という際にはこれを引っ張り出してきます。
基本の仕切りは比較的余裕があるので、スペース数自体は少ないですが 見れば分かるように24-70 f2.8くらいならゆったりと入るスペースなので 状況によっては仕切りを変えて用途に合わせましょう。
個人的には105mm f1.4とかをすんなり運べるので助かっています。
ちょっと薄めのスペースが以前はあまり使い勝手がよくないかなと思ったんですが ミラーレスになると、こういう隙間にすっと入っていくのが良いですね。 Z9はここに滑り込ませたくなります。
ちなみに肩に下げると思った以上に大きく、例えば駅の改札は普通には通れません。 4. think tank photo スピードレーサーV2.0
ショルダータイプ、という分類で良いのか迷うが 肩から下げる事もできるしウェストバッグとしても使えます。
ご覧のようにごろんとした丸みがあり、身体に沿わない厚みがあります。
お分かりいただけるだろうか
24-70を縦に入れれるくらいの幅がある。
当然深さもあるので、70-200を持ち運ぶことも可能。
ただ、ショルダーバッグにしては大きいし、深さがあるので容積はあるが その割に仕切りづらいため、レンズを何本も持ち歩けるわけではないので…
使いどころが少し難しいバッグかな。
5. ロープロ フリップサイド400AW
人はサンニッパを持って歩きたくなる生き物である。
かどうかはさておき、300mm f2.8をメインで使い始めたころに どうしても運搬で苦労してしまったので購入したリュックタイプのバッグ。
328に70-200、カメラ2台くらいは行けた、かな?
なにぶん最近は使ってないので記憶は不確か。
しかし当時は、あれこれと重い機材を色々詰め込んでるのに 背負うとこんなに楽なんだー!と感動した思い出が。
ショルダーバッグに5kg超の機材を持って移動しているとかなりきついのに
リュックタイプになら10kgの機材を入れていても意外と歩けるぞ、と。
ちなみにあまりにこれが気に入ったので、この後さらに大きい500AWを購入したのでした。
なにせ400mm f2.8になるとこれではきついですからね。
6. think tank photo Airport Commuter
上で500AWを買った、と書いたのですが、実は今はありません。 というのもこのエアポートコミューターが非常に気に入ったので手放しました。
理由は幾つかあるんですが、見て分かるようにthink tank photoのこのバッグ 真四角に近いんですよね。 ロープロは台形に近い形で、容積がほぼ一緒だとすると真四角の方が効率が良いのです。
機内持ち込みだったり新幹線の荷物スペースだったり、色々な場面でバッグを収納する そんな場面がありますが、真四角だと意外と狭いスペースにでもすっと入ります。
かなり有能。
ちなみに内容量は
400mm f2.8クラスが1本、70-200 f2.8が1本 それに加えてカメラはフラッグシップ2台行けます。
ちなみに今回他バッグでも細かいサイドポシェットなどの話はしてませんが このバッグの場合はそうしたスペースにノートPCを入れたりも余裕なので 泊りがけでの遠征撮影でもこれ1つか後は着替えなどを入れた小バッグ1つで済みます。
すごく使い勝手がよく、これからも安心して使えますね。
7. その他レンズケース
とはいえ、428、328、70-200やニーニーといった感じで 望遠を3本以上持って行く場合は、リュック1つに全部詰め込むのは無理があります。
ということでこういうものを使います。
ロープロの方はいかにもレンズケースという感じで、望遠レンズを入れて
安全に運搬するのにはこれ以上ないです。サイズもコンパクトでいいですね。
think tank photoの方は 上側が大きく膨らんで真四角になっているのが分かるでしょうか。 これ、レンズだけでなくその上にフラッグシップ一台を収納することもできます。
(傷がつくとか故障リスクとかは分からないので自己責任で)
カメラ3台で望遠3~4本での移動の際はこういうのとリュックの組み合わせで かなり幅広く持っていけます。
ただし、総重量はすごいことになるので、身体を傷めないように気を付けましょう。
そんなこんなで今あるバッグを紹介して参りました。
細かいサイズやサイドスペースなどの情報は もっと丁寧な方にお任せするとしてとりあえず色んなバッグを使い分けると 機材運搬や選択が多少はラクになるよ、というお話でした。
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